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【シリコンバレー=白石武志】テスラが2日発表した2022年7~9月の電気自動車(EV)の世界販売台数(速報値)は前年同期比42%増の34万3830台だった。中国・上海市のロックダウン(都市封鎖)の影響が和らぎ2四半期ぶりに過去最多を更新したものの、株式市場の事前予想(36万4000台前後)は下回った。
車種別の内訳は小型車「モデル3」と小型多目的スポーツ車(SUV)「モデルY」があわせて40%増の32万5158台となり、全体の95%を占めた。高級セダン「モデルS」と高級SUV「モデルX」は計1万8672台で約2倍に増えた。
中国・上海市が新型コロナウイルスを封じ込めるために3月下旬から約2カ月間の都市封鎖に踏み切ったことで、同市郊外にあるテスラのEV工場は操業の一時停止を余儀なくされた。地元メディアによると同社は4月中旬から上海工場の生産を段階的に再開した。
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ただ、中国ではその後も猛暑や降雨量の減少などが原因で水力発電所の稼働が低迷し、内陸部の四川省などは夏場に工業用電力を使用する企業に対し計画停電を実施した。同省に部品調達先を抱えるテスラの生産や販売にも影響があったとみられている。
調査会社のマークラインズによるとテスラの22年7~8月の中国販売は約10万5100台となり、1年前に約3.4倍だった前年同期比伸び率は36%にまで低下した。22年7~8月に74%増の約8万5600台だった米国販売に比べても中国販売の伸びは鈍かった。
イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は22年通年のEV販売台数について21年実績(93万6222台)を50%超上回る水準を目標に掲げている。22年1~9月の販売台数は90万8573台と前年同期比45%増にとどまっており、目標達成には10~12月の販売の伸びがカギを握ることになる。
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