1日の東京株式相場は東証株価指数(TOPIX)が上昇している。米国の個人消費支出(PCE)や新規失業保険申請件数が景気の緩やかな減速を示し、米利上げの打ち止め期待や為替の円高一服が投資家心理にプラスに働いた。
商社や自動車、電気・ガスなど相対的にバリュー株に買いが優勢で、1100億円の自社株買いを発表した セブン&アイ・ホールディングスが急伸するなど小売株も高い。半面、米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)やナスダック総合指数の下げが嫌気され、電機や精密機器のテクノロジー株は安い。
- TOPIXは前日比0.2%高の2379.21-午前9時16分現在
- TOPIXバリュー指数は0.4%高、TOPIXグロースは0.1%安
- 日経平均株価は0.1%安の3万3440円68銭
みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジスト
- 前日の米国株は成長(グロース)株がやや弱含んだ一方、割安(バリュー)株が上昇し、日本でも同様の展開になる可能性がある
- 為替相場が円安に振れ、輸出関連株には悪くない環境だ
- 米PCEコア価格指数がかなり落ち着き、消費もさほど強くなく前月分も下方修正された
- アトランタ連銀の予測モデル「GDPナウ」で10-12月が伸び悩み、米国景気は想定通りの減速パスをたどっている
- ただ、米国の利上げ終了が明確化して米国債市場には既に過熱感があり、目先は材料出尽くしとなる可能性がある
インサイト
- 東証33業種中22業種が上昇、上昇率トップは電気・ガス、下落率トップは電機
- MSCIアジア太平洋指数は0.2%安
- 年初来ではTOPIXが26%上昇、MSCIアジア太平洋指数は3.9%上昇
- TOPIXの12カ月先予想PERは14.5倍
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