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米国株ダウ続落 強い雇用指標で金融引き締め長期化に警戒 - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=川上純平】6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比365ドル92セント安の3万3922ドル72セント(速報値)で終えた。6日発表の米雇用指標が市場予想を大幅に上回った。労働需給の引き締まり感が強いなか、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの観測から売りが出た。

6月のADP全米雇用リポートで非農業部門の雇用者数は前月比49万7000人増と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(22万人増)を大きく上回った。レジャーなどサービス業を中心とした雇用増がけん引した。7日発表の6月の米雇用統計で雇用者数の増加幅の予想を引き上げる金融機関もあり、労働需給の逼迫が高インフレの継続につながると警戒された。

FRBは6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置いたが、7月には利上げを決めるとの見方が一段と強まった。年内に7月を含め2回の利上げがあるとみる市場参加者も増えた。

6日の米債券市場では10年物国債の利回りが一時4.08%と3月以来の高水準を付けた。金利の上昇で割高感が意識されたのも株式相場の重荷だった。ダウ平均の下げ幅は一時500ドルを上回った。

個別では消費関連を含む景気敏感株への売りが目立った。ホームセンターのホーム・デポや工業製品・事務用品のスリーエム、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスが下落した。一方、アナリストが目標株価を引き上げたソフトウエアのマイクロソフトは上昇した。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、前日比112.611ポイント安い1万3679.043(速報値)で終えた。

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