米議会予算局(CBO)の 最新予測によると、米経済は金利上昇と失業率悪化が個人消費の重しになる一方、リセッション(景気後退)入りを回避できるほどの強さを発揮する見通しだ。
CBOによれば、国内総生産(GDP)は今年下期に年率0.4%増となった後、2024年と25年にかけて着実に改善すると見込まれる。ただ借り入れコスト上昇に加え、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)期に積み上げた貯蓄の減少で年内の個人消費は低迷する見通し。
CBOはGDP予測を2月時点の予想から下方修正したが、インフレ率の見通しは若干引き上げた。
項目(年率) | 3Q 2023 | 4Q 2023 | 1Q 2024 | 2Q 2024 |
---|---|---|---|---|
実質GDP(7月予想) | 0.6% | 0.3% | 0.9% | 1.4% |
実質GDP(2月予想) | 0.5% | 1.4% | 2.2% | 2.5% |
PCE価格指数(7月予想) | 3% | 3.1% | 2.8% | 2.5% |
PCE価格指数(2月予想) | 3.3% | 3% | 2.6% | 2.4% |
コアPCE価格指数(7月予想) | 3.7% | 3.4% | 3.1% | 2.9% |
コアPCE価格指数(2月予想) | 3.3% | 3% | 2.9% | 2.8% |
失業率(7月予想) | 4.9% | 4.8% | 4.4% | 4.1% |
失業率(2月予想) | 4.9% | 5.1% | 5.1% | 4.9% |
インフレ率は25年末まで鈍化傾向が続く見通し。米金融当局が重視するインフレ指標の個人消費支出(PCE)価格指数は10-12月(第4四半期)に前年同期比3.3%上昇が予想されている。
原題: US Economy Will Skirt a Recession, Latest CBO Projections Show(抜粋)
からの記事と詳細
https://ift.tt/kzNd87l
ビジネス
Bagikan Berita Ini
0 Response to "米は景気後退回避へ、金利高と失業率悪化が消費の重しに-CBO予測 - ブルームバーグ"
コメントを投稿