4-6月(第2四半期)の米実質国内総生産(GDP)改定値は、速報値から下方修正された。個人消費は上方修正となったものの、設備投資の下方修正が全体の数字に響いた。
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別の主要指標である国内総所得(GDI)は過去2四半期に減少が続いていたが、4-6月は0.5%増加。GDPとGDIの平均値は1.3%増と、ほぼ1年ぶりの高い伸びとなった。全米経済研究所(NBER)で景気循環の日付認定に当たる委員会は同平均値を注視している。
労働市場の持続的な強さと堅調な消費に支えられ、米経済は前進を続けている。7-9月(第3四半期)も個人消費を推進力に成長が加速すると広く見込まれている。
こうした力強い傾向を受け、多くのエコノミストはリセッション(景気後退)予想を後退させるか、あるいは完全に撤回している。一方で経済活動が持続的に加速すれば、インフレ率の低下を確実にすべく、米金融当局が景気により強いブレーキをかけざるを得なくなる可能性もある。
4-6月の企業利益(調整後、税引き前)は0.4%減少。金融機関の利益減少を反映する格好となった。
米金融当局が注目するインフレ指標は速報値から下方修正。食品とエネルギーを除いた個人消費支出(PCE)コア価格指数は前期比年率3.7%上昇と、過去2年余りで最も低い伸びにとどまった。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題: US Economy Expands at Revised 2.1% Pace in Second Quarter(抜粋)
(統計の詳細をさらに追加します)
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