NY株見通し－ウクライナ情勢をにらんで神経質な展開か - ニュース・コラム - Y!ファイナンス - Yahoo!ファイナンス

　今晩のNY市場は神経質な展開か。昨日は軟調にスタートしたものの、午後に公表された米連邦公開市場委員会（FOMC）の議事要旨がほぼ予想の範囲内だったことで買い戻され、S&P500が小幅にプラス圏で終了し、ダウ平均とナスダック総合も下落幅を大きく縮小して終了した。引け後に決算を発表したエヌビディアは利益率見通しが予想に届かず時間外で2％超下落したものの、決算や見通しが好感されたドアダッシュは時間外で27％高と急伸し、アプライド・マテリアルズとシスコ・システムズも2-3％上昇した。今晩は再びウクライナ情勢を睨んだ神経質な展開となりそうだ。ブリンケン米国務長官が、ウクライナ国境のロシア軍が7000人増えているとして、一部の兵を引いたとしたとしたロシアを非難しているほか、アジア時間では、ロシア・メディアが「ウクライナ軍がウクライナ東部で迫撃砲と手榴弾を撃ち込んだ」と報じており、ウクライナ情勢への警戒感が相場の重しとなりそうだ。

　今晩の経済指標・イベントは1月住宅着工件数、新規失業保険申請件数、米30年債入札など。企業決算は寄り前にウォルマート、サザン、引け後にデジタル・リアルティーなどが発表予定。（執筆：2月17日、14：00）

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