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米国株、ダウ続伸し224ドル高 ハイテクに買い ナスダックは続伸 - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=横内理恵】2日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸し、前日比224ドル09セント(0.6%)高の3万5629ドル33セントで終えた。前日夕に好決算を発表した検索サイトのアルファベットが大幅高となり、ハイテク株の一角に買いが波及した。業績が景気動向の影響を受けにくいディフェンシブ株の上昇も目立った。半面、朝方発表の米雇用指標の悪化を嫌気して景気敏感株は売り優勢だった。

アルファベットは8%高で終えた。決算と併せて発表した株式分割が新規の投資資金の呼び込みにつながるとの見方が買いを誘った。同社はダウ平均構成銘柄ではないが、構成銘柄であるソフトウエアのマイクロソフトなどの買いを後押ししたようだ。マイクロソフトは2%上昇、スマートフォンのアップルも高い。

ディフェンシブ株の買いも目立ち、医療保険のユナイテッドヘルス・グループや日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などが上げた。

ダウ平均は午前には120ドル近く下げる場面もあった。朝発表の1月のADP全米雇用リポートで非農業部門の雇用者数が30万1000人減と市場予想(20万人増)に反して減った。新型コロナウイルスの「オミクロン型」の感染拡大が影響したとみられ、米景気への楽観論が弱まった。

景気敏感株は売りに押される銘柄が目立ち、前日に上げていた航空機のボーイングや建機のキャタピラーが安い。米長期金利が前日終値を0.05%下回る1.74%まで低下する場面があり、利ざや縮小懸念から金融のJPモルガン・チェースも下げた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、前日比71.544ポイント(0.5%)高の1万4417.547で終えた。アルファベットに加え、1日夕に発表した決算が市場予想を上回った半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が5%高となり、指数上昇をけん引した。

一方、前日夕に公表した業績見通しが低調だった決済のペイパル・ホールディングスが25%下落した。動画配信のネットフリックスも6%安だった。

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