ニューヨーク原油先物相場は続落し、アジア時間15日の時間外取引で1バレル=100ドルを再び割り込み、一時96ドル台まで下げた。北海原油代表油種ブレント先物も100ドル近くに値下がりした。
ロシアとウクライナとの 停戦交渉進展への期待で売られたほか、世界最大の原油輸入国、中国で新型コロナウイルス感染が再拡大し、同国の需要を巡る不安が広がった。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は、約1週間前に一時130ドルを突破し、終値ベースでも2008年以来の高値を付けたが、その後の下げ幅は20%前後に達した。
WTI4月限は一時5%余り急落し、96.70ドルで取引された。ICEフューチャーズ・ヨーロッパの北海ブレント先物5月限の下げ幅も5%を超え、一時100.05ドルの安値を付けた。
![Oil prices have been extremely volatile this month](https://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/ibP7jgFjLk.Q/v2/pidjEfPlU1QWZop3vfGKsrX.ke8XuWirGYh1PKgEw44kE/60x-1.png)
オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)グループの商品シニアストラテジスト、ダニエル・ハインズ氏は「ロシアとウクライナとの(停戦)交渉により供給途絶が最小限にとどまるとの期待が高まっており、商品市場のセンチメントは引き続きヘッドラインに動かされている」と指摘した。
同氏はその上で、「これに伴い原油価格への圧力は増す見通しだが、ロシア産原油の(市場からの)隔絶が進む実態を反映するものではない」と分析した。
原題: Oil Extends Slump Below $100 With Retreat Gathering Momentum(抜粋)
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