松江市のＪＲ松江駅前にある島根県唯一のデパート「一畑百貨店」が１４日、閉店した。日本百貨店協会（東京都）によると、島根は山形、徳島に続き、全国３県目の「百貨店ゼロ県」となった。
一畑百貨店は１９５８年、親会社の一畑電鉄（松江市）が市内で創業。近年は、郊外型商業施設の出店やネット販売の拡大などで売上高が減少し、コロナ禍の２０２３年３月期には、０２年のピーク時の半分以下となる４３億円まで落ち込んでいた。親会社によると、旧店舗の今後は「未定」という。
１４日は午後６時半の閉店時間を回り、従業員が買い物客を見送った後、店の入り口に整列。錦織要社長が「みなさまの思い出、心の中に残すことができるならば、これ以上ない喜びです」と深々と頭を下げ、６５年の歴史に幕を下ろした。
買い物客を巡る消費動向の変化に伴い、地方の百貨店を取り巻く環境は年々厳しくなっている。同協会によると、全国の百貨店は２３年１１月時点で１８０店で、１０年前の約４分の３に減少。松江市では、街のにぎわい低下を危惧する声もある。
からの記事と詳細
https://ift.tt/i6fZMP9
ビジネス
Bagikan Berita Ini
0 Response to "島根唯一のデパート「一畑百貨店」、６５年の歴史に幕…山形・徳島に続く「百貨店ゼロ県」に - 読売新聞オンライン"
コメントを投稿