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道路は寸断、新幹線に12時間取り残され…石川、地震で交通混乱 - 毎日新聞

激しい揺れで地割れし、崩れた道路に落ちた乗用車=石川県穴水町で2024年1月2日午後3時56分、玉城達郎撮影 拡大
激しい揺れで地割れし、崩れた道路に落ちた乗用車=石川県穴水町で2024年1月2日午後3時56分、玉城達郎撮影

 最大震度7の地震は、石川県を中心に鉄道や高速道路などの交通インフラに大きな影響をもたらした。

 JR西日本によると、地震直後から北陸新幹線の金沢―富山間で上下計4本が止まり、乗客ら約1400人が約12時間、車内に取り残された。2人が体調不良を訴えたという。2日も始発から一部区間で運転を見合わせていたが、午後3時ごろに全線で再開した。

地震で被害のあった現場で救助活動する消防隊員=石川県輪島市で2024年1月2日午後1時34分、長谷川直亮撮影 拡大
地震で被害のあった現場で救助活動する消防隊員=石川県輪島市で2024年1月2日午後1時34分、長谷川直亮撮影

 在来線では、金沢の先の津幡から能登半島の七尾を経て和倉温泉に至る七尾線が終日運転を見合わせており、再開の見込みは立っていない。金沢方面の特急は、大阪を結ぶ「サンダーバード」と、名古屋・米原を結ぶ「しらさぎ」が運転を取りやめていたが、いずれも正午ごろに再開した。

 能登空港(同県輪島市)は、被害確認のため滑走路を4日まで閉鎖すると決定。空港を運営する県によると、取り残された乗客や周辺住民ら数十人から100人程度が施設内に避難しているという。

 県などによると2日午後3時半現在、地震によってのり面が崩落したり路面が破損したりし、金沢市から能登半島方面を結ぶ国道249号やのと里山海道など、県内の国道や県道の24路線54カ所で通行止めが発生。震度6強を観測した輪島市に向かう周辺道路は一部が寸断されている。北陸自動車道でも通行止めが相次いだが、2日午後9時までに全て解除された。【井手千夏、戸田紗友莉】

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