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米総合PMIが7カ月ぶり高水準、受注が堅調-雇用の伸びは鈍化 - ブルームバーグ

S&Pグローバルが24日発表した米国の製造業・サービス業を合わせた1月の総合購買担当者指数(PMI)速報値は、7カ月ぶり高水準となった。受注の伸びが堅調さを増し、企業の間で需要見通しへの自信が強まった。

キーポイント
  • 総合PMI速報値は52.3に上昇
    • エコノミスト予想の中央値は51
    • 前月は50.9
  • 製造業PMIは50.3(前月47.9)に上昇
  • サービス業PMIは52.9(前月51.4)に上昇
  • 指数は50が活動の拡大と縮小の境目を示す

  今後1年間に予想される生産を示す指数は、2022年5月以来の水準に上昇。堅調な内需に後押しされた。

US Business Activity Strengthens at Start of Year | Measure of output at factories, service providers climbs to seven-month high

米総合PMI(季節調整済み)

出所;S&Pグローバル

  S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフ・ビジネス・エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「2024年にインフレが低下し、生活費への圧迫が緩和され、金利低下への道筋が見えてくるとの期待にも信頼感は支えられた」と発表文で指摘した。

  販売価格の指数は20年5月以来の低い伸びを記録し、米金融当局にとって歓迎すべき兆候となった。サービス業が押し下げた。

  「物価上昇率が新型コロナウイルス大流行に伴うロックダウンが起きた後で最も緩やかなペースとなる中、販売価格インフレは今やコロナ禍前の平均を下回っていると各社は報告しており、消費者物価インフレが当局の2%目標を下回るとの見方と整合する」とウィリアムソン氏は説明した。

  一方で、製造業の販売価格指数は昨年4月以来の水準に上昇。輸送費や燃料コスト上昇の転嫁が進んだ。

納入時間

  製造業者は輸送の混乱や寒波を要因とする納入の遅れにも言及した。サプライヤーの納入期間は約1年ぶりに伸び、2022年10月以来の長期となった。

  総合PMIの新規受注は7カ月ぶりの強い伸びを示した。製造業が22年5月以来の高水準と、伸びをけん引した。

  一方、雇用の伸びは鈍化。人手不足で熟練労働者の確保が依然として難しいと回答者らは示唆した。

原題: US Business Activity Expands at Fastest Pace in Seven Months(抜粋)

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