ＳＥＣ、日系含む銀行11社を記録管理不備で訴追－制裁金支払いに合意 - ブルームバーグ

米証券取引委員会（ＳＥＣ）が大手金融機関に対する記録管理の監督を強化する中、ウェルズ・ファーゴやＢＮＰパリバなど複数の金融機関は、従業員が業務上でチャットアプリ「ワッツアップ」など非公式の通信手段を利用していたことを認め、多額の制裁金の支払いで合意した。

　　８日のＳＥＣの発表によれば、ウェルズの複数部門はこの問題決着に合計１億2500万ドル（約180億円）を支払う。ＢＮＰパリバは3500万ドルの制裁金の支払いに合意した。

　　このほかＢＭＯキャピタル・マーケッツとみずほセキュリティーズＵＳＡがそれぞれ2500万ドル、ＳＭＢＣ日興セキュリティーズ・アメリカが900万ドルなど、計11社が総額２億8900万ドルの制裁金をＳＥＣに支払う。

　　また、これとは別に米商品先物取引委員会（ＣＦＴＣ）は、ウェルズを含む銀行４行の事業部門で同様の違反があったとして、総額２億6000万ドルの制裁金による和解を発表した。

　　ここ数年、ＳＥＣとＣＦＴＣはワッツアップといったサービスや個人のメールアドレスを業務連絡に使用することで規制当局の監視の目をかいくぐる企業を取り締まっている。

原題：SEC Charges 11 Wall Street Firms With Recordkeeping Failures

（抜粋）

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