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クレディSの劣後債、保証コストが急上昇-信用事由発生との見方で - ブルームバーグ

スイスの銀行 クレディ・スイス・グループが発行した劣後債を保証するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)のスプレッドが今週、 UBSグループによる救済合併発表後で最も上昇した。「その他Tier1債」(AT1債)が無価値となったことが、クレジットイベント(信用事由)のトリガーと認定されるよう、一部ヘッジファンドが取り組んでいる。

  事情に詳しい複数の関係者によれば、 フォーシックススリー・キャピタル ダイアミター・キャピタル・パートナーズを含むヘッジファンド運営会社の一部がCDS購入に動いた。CMAIのデータによれば、クレディ・スイスの劣後債を保証するCDSのスプレッドは、今週85ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大し、一時360bpを付けた。これは5年以内のデフォルト(債務不履行)確率が約20%と示唆する水準だ。

  協議の非公開を理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、法律事務所のクレーマー・レビンが信用事由のトリガーとの主張を支えるため協力している。保険金の支払いを発生させるには、契約違反があったと考える市場参加者が通常、クレジットデリバティブ決定委員会(CDDC)に質問状を提出することになる。同委のウェブサイトによると、ニューヨーク時間10日午後8時半(日本時間11日午前9時半)時点で提出は行われていない。 

  別の関係者によれば、JPモルガン・チェースのトレーダーがトリガーの可能性についてバイサイドの顧客と協議したことも、一部のCDS取引を今週促す一因となった。トレーダーらは自行の見解としてではなく、一部ヘッジファンドの意見として紹介したという。

   フォーシックススリー ダイアミター、JPモルガンの担当者はコメントを控えた。クレーマー・レビンの広報担当者にもコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。

Credit Suisse CDS on Subordinated Bonds Spiked

Source: CMAI

原題: Credit Suisse CDS Surge as Hedge Funds See Potential Trigger (1)(抜粋)

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