16日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸し、前日比216円65銭(0.73%)高の2万9842円99銭と連日で年初来高値を更新した。前日の米ハイテク株高を背景に値がさの半導体関連株などが買われ、指数を押し上げた。東証株価指数(TOPIX)は3日続伸し、12.33ポイント(0.58%)高の2127.18と1990年8月以来約33年ぶりの水準で終えた。
前日の米株式市場で債務上限問題を巡る過度な警戒感がやや後退して主要株価指数が上昇したため、東京市場でも運用リスクを取る動きが強まった。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の上昇を受けて東エレクなどが買われ、日経平均の上げ幅は一時300円に迫った。医薬品株や食料品株も上昇した。
後場は16日に予定される米債務上限問題を巡る会談を見極めたいとの思惑や、心理的節目の3万円への接近で利益確定売りが増え、上値を抑えた。
松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは「足元は日銀の金融緩和が継続するとの期待感や、デフレ脱却に向けた動きが続いていることを評価した外国人投資家を中心とした買いが続いている」と話した。
東証プライムの売買代金は概算で3兆5529億円。売買高は16億419万株だった。東証プライム市場の値上がり銘柄数は995、値下がりは767、変わらずは72だった。
アドテストやルネサスが買われた。リクルート、鹿島、第一三共、キッコマンも高い。半面、電通、楽天グループ、日本郵政、コニカミノルは売られた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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