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モルガンS、1-3月純収入が予想上回る-貸倒引当金は急増 - ブルームバーグ

米銀 モルガン・スタンレーの1-3月(第1四半期)は、ウェルスマネジメント部門の収入が市場予想を上回った。一方、ディールメーキング低迷と貸倒引当金の急増で、純利益は減少した。

  19日の決算発表によると、純利益は前年同期比20%減の28億4000万ドル(約3820億円)。投資銀行部門は、債券トレーディングとM&A(企業の合併・買収)助言収入がアナリスト予想を若干上回り、落ち込みを抑えた。

  貸倒引当金は2億3400万ドルと前年同期の4倍に増えた。商業用不動産とマクロ経済見通し悪化に関連した引き当てが中心。

  ウェルスマネジメントの収入は65億6000万ドルと前年同期から11%増え、アナリスト予想を上回った。同部門の預かり資産は1100億ドル増え、4兆6000億ドルとなった。

モルガン・スタンレーが1-3月決算を発表

Source: Bloomberg

  シャロン・イェシャヤ最高財務責任者(CFO)は同部門の資産純増について「200億ドル程度は3月の出来事によるものだ」と説明。その上で、大半は投資の成功に起因するとして「当社のビジネスモデルの持続可能性が業績に表れている」と述べた。

  同社は成長著しいウェルスマネジメントと資産運用事業が、業績の振れ幅が大きいトレーディングと投資銀行業務を補うとのメッセージを強調している。

  株式引き受けからの収入は22%減の2億200万ドル、債券引き受けは5.8%減の4億700万ドル。M&A助言手数料収入は12億5000万ドルと32%減少したが、アナリスト予想の11億2000万ドルは上回った。

  債券トレーディング収入は25億8000万ドルと、予想の24億2000万ドルを上回った。株式は27億3000万ドルとなり、株式トレーディング収入でトップの座をゴールドマンに奪還された。

  純収入は1.9%減の145億ドル。アナリスト予想は141億ドルだった。

原題: Morgan Stanley Profits Slide Amid Investment-Banking Slowdown Morgan Stanley Revenue Tops Estimates Even as Provisions Jump(抜粋)

(純利益や助言手数料収入などを追加して更新します)

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