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債券は下落、5年債入札は弱めの結果との見方 - ブルームバーグ

債券相場は下落。先物市場のヘッジ機能低下への懸念から5年債入札はやや弱めの結果となり、引き続き相場の重しとなっている。先物は入札通過で下げ幅を縮めているものの、市場では23日の20年債入札に対する警戒感も出ている。

  SMBC日興証券の奥村任金利ストラテジストは、「5年債入札は事前に低調と予想されていたが、想定通りの弱さだった」と指摘。「キャリー(期間収益)水準などの観点で実需の投資家需要は相応にあった」としたものの、「23日の20年債入札への不安感を払しょくするような結果ではなかった」との見方を示した。    

  • 長期国債先物9月物は前日比21銭安の147円78銭で取引を始め、一時147円63銭まで下落。5年債入札後は下げ幅を縮小している
  • 新発5年債利回りは1ベーシスポイント(bp)高い0.075%
  • 新発10年債利回りは0.5bp高い0.235%
  • 新発20年債利回りは1.5bp高い0.930%

  日銀は午前10時10分の金融調節で10年国債を0.25%の利回りで無制限に買い入れる指し値オペを通知。買い入れ利回りは、先物のチーペスト銘柄である残存7年程度の356回債で0.250%、364回債も0.250%とした。

 

長期国債先物6月物の推移

5年債入札

  • 最低落札価格は100円5銭で市場予想中央値と一致
  • 応札倍率は3.17倍で2020年3月以来の低水準
  • 小さければ好調を示すテールは3銭と前回の1銭を上回る
  • 備考:5年利付国債の過去の入札結果 (表)

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